編集方針と検証の手順

編集方針と検証の手順

このサイトが記事をどう作り、数字をどう確かめているかを公開します。運営者は塗装の専門家ではありません。だからこそ、どこまでを自分で確かめ、どこからは確かめられていないのかをはっきりさせておく必要があると考えています。

最終更新:2026年8月5日

このサイトの立場

運営者は大阪府在住の個人で、塗装の施工経験はありません。北海道に住んでいるわけでもありません。したがって、このサイトは現場の経験を語る立場ではなく、公開されている資料を読んで整理する立場で書いています。

この前提を先に書くのは、読み手が記事の性格を判断できるようにするためです。運営者の詳細は運営者情報をご覧ください。

書かないと決めていること

現場での実体験、施工した住宅の話、北海道での生活実感。これらは持っていないものなので書きません。「私が現場で見たところ」といった書き方は、たとえ読み物として自然でも、事実ではないため使いません。

記事の作り方

1本の記事は、おおむね次の順で作っています。

順番やること
1既存記事の見出しをすべて突き合わせ、内容が重ならないテーマかを確かめる
2そのテーマについて、公的機関や業界団体が出している資料を探す
3見つけた資料を自分でダウンロードし、原文を読む
4引用する箇所を決め、数字と表現を原文と照合する
5本文を書き、資料を使った見出しの末尾に出典を置く
6リンク先が実際に開けるか、1本ずつ確認する
7法令上の表現、断定していないか、重複していないかを点検する

数字をどう扱っているか

一次資料にあたる

費用や日数の数字は、他のサイトからの引き写しをしません。国や自治体、業界団体が公開している資料を直接読み、その資料が実際に何と書いているかを確かめてから使います。

たとえば、よく「気温5℃以下では塗装をしない」と言われます。もとになっているのは国土交通省の公共建築工事標準仕様書ですが、原文はもう少し細かく、こう書かれています。

18.1.6 施工管理(1)

気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない。

ただし書きまで含めて読むと、禁じられているのは季節ではなく、乾燥に不適当な状態のほうだと分かります。当サイトでは、このPDFを取得して該当箇所を読んだうえで引用しています。

もうひとつ大事なことがあります。この仕様書は公共建築物の工事を発注するための基準で、戸建住宅にそのまま適用されるものではありません。また、塗り替えを扱うときは新築用ではなく公共建築改修工事標準仕様書のほうが対応します。当サイトでこれらを引くときは、どちらの仕様書か、戸建てにそのまま当てはまるものではないことを書き添えるようにしています。実際に守るべき条件は、使う塗料の施工仕様書によります。

表の数字は自動読み取りに任せない

気象庁の平年値のような表形式の統計は、機械的に読み取ると列を取り違えることがあります。実際に当サイトでも、観測所によって列の構成が違うことに気づかず、湿度の欄に別の数値を拾ってしまったことがありました。

そのため現在は、見出し行から列の位置を特定する方式に改め、さらに検算の手順を入れています。ただし、検算の方法は項目によって変えなければなりません。

  • 日数や降水量など足せる項目 … 月の値を合計して年の値と一致するか確かめる
  • 気温や湿度などの平均値 … 単純合計では合わないので、日数で重みを付けて確かめる
  • 最深積雪などの最大値 … 月の最大どうしを比べて確かめる

塗装カレンダーで使った冬日・真冬日の日数は、足せる項目にあたるため、月の合計と年の値が一致することを全28市町村で確認しています。

調べきれなかったことは書かない

確認が取れなかった数字は、あいまいなまま載せるのではなく、載せません。過去には、資料の表の構成が確定できなかったため、いったん取得した数値の掲載を見送ったこともあります。

また、市町村ごとの補助金の金額など、年度で変わり、公式で確認しないと正確に書けないものは、金額を書かずに窓口をご案内する方針です。

出典:国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」国土交通省「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」気象庁「過去の気象データ検索」平年値

出典の置き方

出典は記事の末尾にまとめていません。その資料を使って書いた見出しの、すぐ下に置いています。

理由は単純で、どの記述がどの資料に基づくのかが分かるようにするためです。記事末にまとめて並べると、実際には使っていない資料が権威づけのために並んでいても読み手には区別がつきません。

出典の形式は次のとおりです。

出典:国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」

末尾の日付はそのURLを実際に開いて確認した日です。資料が差し替えられたり、URLが変わったりすることがあるためです。

リンク先は毎回確認する

記事を公開・更新するたびに、記事内の外部リンクと内部リンクが実際に開けるかどうかを1本ずつ確認しています。リンク切れを見つけた場合は、差し替えるか、記述ごと外します。

間違いが見つかったときの対応

公開後に誤りが分かった場合は、該当箇所を訂正し、記事の最終更新日を改めます

これまでに実際に直した例を挙げます。いずれも公開前後の点検で見つかったものです。

  • 制度の主体を取り違えていた例 … 景観計画を定めるのは市町村だと書いていましたが、正しくは景観行政団体でした
  • 基準日を混同していた例 … 減税の基準日について、所得税と固定資産税で異なる(居住開始日と工事完了日)点を取り違えていました
  • 資料の対象を誤って読んでいた例 … 屋根に関する研究資料を、外壁の根拠として引こうとしていました
  • 存在しない注意喚起を書きかけた例 … ある官庁が注意喚起を出しているという情報を確かめたところ、該当するページが見つからず、記述ごと取りやめました

最後の例は、調べた結果として「書かない」を選んだものです。もっともらしい話でも、原典が確認できないものは載せません。

誤りにお気づきの方へ

記載内容の誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからお知らせください。該当ページのURLを添えていただけると確認が早くなります。指摘を受けた内容は、こちらで原典にあたり直したうえで訂正します。

このサイトが「できていないこと」

信頼できるかどうかを判断していただくために、足りていない点も書いておきます。

できていないこと現状
専門家による監修付いていません。道内の施工業者や有資格者への監修依頼は検討していますが、実現していません
施工実績にもとづく記述運営者は施工をしていないため、実績はありません
現地取材行えていません。掲載している業者の情報は各社の公式サイトを読んで整理したものです
口コミ・評判の掲載載せていません。真偽の確認方法がないためです

取材や監修をお引き受けいただける道内の事業者・有資格者の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせからご連絡ください。

業者情報の扱い

市町村別の業者一覧には、次のルールを設けています。

  • 掲載するのはその市町村に拠点があると公式サイトで確認できた会社だけです
  • 並び順はあいうえお順です。ランキングではありません
  • 各社の紹介文は公式サイトを読んで自分の言葉で要約しています(原文の転載はしません)
  • 掲載料・成果報酬は一切いただいていません
  • 掲載の削除・修正のご依頼はお問い合わせから承ります

順位づけをしないのは、優劣を判断する材料を持っていないからです。持っていない判断を、あたかも持っているかのように示すことはしません。

広告について

広告の掲載方針と表示の仕方は広告・PR表記についてにまとめています。広告を含むページには、その旨を分かる形で表示します。

表現について決めていること

  • 「必ず」「絶対」といった断定を避ける。資料が断定していない事柄を、こちらで断定しません
  • 最上級表現を使わない(「No.1」「最安」など)。根拠を示せないためです
  • 金額には必ず参考値である旨を添える
  • 不安をあおる書き方をしない。急がせることで判断を誤らせないためです
  • 法令上の義務が誰にかかるのかを書き分ける(事業者の義務を、住まい手の義務のように書かない)

関連するページ

本ページに記載した手順は、当サイトが記事を作成・更新する際に運用しているものです。すべての記述に誤りがないことを保証するものではありません。掲載内容は公開時点または最終更新時点で確認したものであり、制度や資料はその後に変更されることがあります。実際の工事の判断は、現地を確認した施工業者にご相談ください。

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