北海道 市町村別 塗装カレンダー|28市町村の条件がそろう月を一覧

北海道 市町村別 塗装カレンダー

気象庁の平年値から、北海道28市町村について「外壁塗装の条件がそろいやすい月」を月ごとに整理しました。判定に使ったのは国の仕様書が示す気温の水準です。地域によって、その期間の長さが変わります。

データ確認日:2026年8月5日

この表の読み方

国土交通省の公共建築工事標準仕様書には、「気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない」という定めがあります。

ここで大事なのは、これが施工しているその時の環境についての条件だという点です。月の平均値で決まるものではありません。ただ、市町村ごとに1年の見通しを比べるには月別の平年値が扱いやすいので、この表では便宜上、月別平年値で区分しています。記号は気温の統計だけで付け、湿度は別のしるしで示しました。

記号意味判定に使った条件(月別平年値)
比較的そろいやすい月平均の日最低気温が5℃を上回る。月平均であって、5℃を下回る日がないという意味ではありません
条件つき月平均気温は5℃を上回るが、日最低の平均は5℃以下。朝夕は手が止まりやすい
限定的月平均気温が0℃以上5℃以下。塗れる時間帯が短い
×不適月平均気温が0℃未満
湿湿度に注意平年の月平均相対湿度が85%以上。施工可否ではなく、統計上の注意表示です

月平均が5℃以上でも、その月のなかには5℃を下回る朝があります。反対に、月平均が85%以上でも、日中は85%を下回る時間があります。◎が付いた月なら毎日塗れる、湿の月は塗れない、という表ではありません。月ごとの傾向をつかむための表としてご覧ください。

この表は「目安」です

平年値は過去の統計であって、その年の天候を示すものではありません。また気温の統計は壁面の温度そのものではありません。公共建築工事標準仕様書は公共建築物を対象としたもので、戸建住宅にそのまま適用されるものでもありません。実際に塗れるかどうかは、当日の現場の状態を見た施工業者の判断によります。

データの前提

  • 統計期間 1991~2020:24市町村
  • 統計期間 2003~2020:千歳市・大空町
  • 統計期間 2000~2020:江別市
  • 統計期間 2008~2020:伊達市

統計期間が短い観測所は、比較的新しく観測を始めたところです。同じ表に並べていますが、年数のちがいがある点はご承知おきください。

また、中標津町・伊達市・北斗市・北見市・千歳市・名寄市・大空町・富良野市・恵庭市・江別市・滝川市・登別市・石狩市・音更町の14市町村は、参照している観測所が湿度を観測していないアメダスです。これらの市町村では湿度のしるしが付きません(湿度が低いという意味ではありません)。

市町村名をクリックすると、その市町村に拠点がある外壁塗装業者の一覧へ移動します(公式サイトで所在地を確認できた会社のみ掲載しています)。

道央(石狩・空知・後志)

市町村123456789101112そろいやすい月
札幌市×××5〜10月
江別市××××5〜9月
千歳市××××5〜9月
恵庭市××××5〜9月
北広島市×××5〜10月
石狩市××××5〜10月
岩見沢市××××5〜10月
滝川市××××5〜9月
小樽市×××5〜10月

観測所の注記:北広島市は札幌の観測所の値

道南(渡島・胆振・日高)

市町村123456789101112そろいやすい月
函館市×××5〜10月
北斗市×××5〜10月
室蘭市××湿湿湿5〜10月
登別市××××5〜10月
伊達市×××5〜10月
苫小牧市××湿湿湿×5〜10月

道北(上川・留萌・宗谷)

市町村123456789101112そろいやすい月
旭川市××××5〜9月
富良野市××××5〜9月
名寄市××××6〜9月
留萌市××湿×5〜10月
稚内市×××湿湿×5〜10月

道東(十勝・釧路・根室・オホーツク)

市町村123456789101112そろいやすい月
帯広市××××5〜10月
音更町××××6〜9月
釧路市×××湿湿湿×5〜10月
根室市×××湿湿湿×6〜10月
中標津町××××6〜9月
北見市××××5〜9月
網走市××××5〜10月
大空町××××6〜9月

この表から読み取れること

条件がそろう期間は市町村で2か月ちがう

いちばん短いのは中標津町・名寄市・大空町・音更町で4か月、いちばん長いのは伊達市・函館市・北広島市・北斗市など6か月です。同じ北海道でも、動き出す時期の余裕がちがいます。

内陸は「短くて早く終わる」、沿岸は「長いが湿度が高い」

平年の月平均湿度が85%以上になる月がある市町村は、室蘭市・根室市・留萌市・稚内市・苫小牧市・釧路市です。いずれも海に面した地域で、夏の海霧の影響が出ています。これらの地域では、気温だけを見て「夏がいちばん」と決めると、乾燥待ちで工程が延びることがあります。

たとえば室蘭市は、気温だけで見れば4〜11月が該当します。ところが6・7・8月は平年の平均湿度が88〜90%あり、気温がいちばん高い時期に、湿度も高くなるという関係になります。同じことが根室市・留萌市・稚内市・苫小牧市・釧路市でも起きています。

ただし、これは気象の統計であって、塗膜が乾くまでの時間を測ったものではありません。乾き方は気温・湿度のほか、風、日射、下地の含水、塗料の種類によっても変わります。ここから言えるのは「高湿度による乾燥の遅れに注意したほうがよい時期がある」ということまでで、実際の判断は製品の仕様と現場の測定によります。湿度は日によって振れるため「その月は塗れない」という意味でもありませんが、工期に余裕を見ておく理由にはなります。

雪が降り始める月から逆算する

ここでいう降雪は、月別平年値の「降雪の深さの合計」が1cm以上になる月のことです。9月以降でその条件を最初に満たす月を市町村ごとに拾うと、10月が10市町村、11月が14市町村 となりました(28市町村中24市町村)。

残る4市町村(伊達市・北斗市・江別市・音更町)は、参照している観測所で降雪の平年値が公表されていないため、この集計に入っていません。雪が降らないという意味ではありません。

塗装は塗ってから乾くまでの時間が要るため、条件がそろう最後の月に着工すると間に合わないことがあります。終わりから1か月は余裕を見てください。

出典:気象庁「過去の気象データ検索」平年値(原則1991〜2020年。観測期間の短い地点は上の「データの前提」に記載)/国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」

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本ページは公表されている平年値をもとに一般的な目安を整理したもので、個別の住宅における施工可否を判断するものではありません。平年値は過去の統計(原則1991〜2020年、地点により観測期間が異なります)であり、その年の天候を示すものではありません。気温・湿度の統計は壁面の温度や含水の状態を表すものではありません。公共工事の仕様書は公共建築物を対象としたもので、戸建住宅にそのまま適用されるものではありません。実際の施工時期は、現地を確認した施工業者にご相談ください。

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